C型肝炎とは?

C型肝炎とは、「C型肝炎ウイルス(HCV)」が体内に入ることにより感染する肝炎です。

C型肝炎ウイルスはA型肝炎ウイルスやB型肝炎ウイルスに比べて慢性化・劇症化しやすく、すべての慢性肝炎のうち約6割、そしてすべての劇症肝炎のうちの約5割は、このC型肝炎ウイルスが原因となっています。

C型肝炎ウイルスキャリア(保有者)は、現在のところ推定で約200万人前後。
このうち約70万人は、「今のところ発症していない」といういわゆる「無症候性キャリア」なのですが、その他の人は何らかの症状を発症しており、内訳はC型肝炎が90万人、肝硬変が20万人台前半、そして肝臓ガンが1~2万人ほど居ると推定されています。

さて、先ほど無症候性キャリアについて、「今のところ発症していない」と書いたのには理由があります。それは、C型肝炎は、最初のうちは無症候性であっても、長い潜伏期間を経て、知らないうちに慢性肝炎に移行する可能性が高いからです。

また、急性C型肝炎の人も慢性化するリスクは高く、約6~8割の急性C型肝炎患者が、いずれ慢性C型肝炎に移行するという結果となっています。

また、肝炎ウイルスからの肝硬変移行は、B型肝炎とC型肝炎にありますが、同じ肝硬変への移行でも、リスクは大きく違ってきます。B型肝炎ウイルスによる肝硬変は、おおむね10年以上たてば、肝臓ガンへの移行リスクはそれ以上上昇しなくなるのですが、C型肝炎ウイルスによる肝硬変は、年とともに肝臓ガンへの移行リスクがどんどん上昇しテイク一方で、リスク上昇が「頭打ち」になることがないのです。

いずれの面を見ても、C型肝炎はA型肝炎やB型肝炎と比べて、かなりやっかいな肝炎、といえるでしょう。

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